藤本歯科長洲医院

歯科医のコラム

親知らずとは

口腔外科
親知らず / 口腔外科 / 抜歯 / 智歯 /

「歯科医院に行って親知らずぬいたら凄い腫れて大変だった」
なんてよく聞く話かと思います。

図5

図8

通常15歳位までの間に、上下に14本ずつ計28本の歯が生え、個人差はありますが20歳を過ぎた頃 親知らずが生えてきます。
左の絵の一番奥、真ん中の歯から数えると8番と呼ばれたりします。


顎の大きさに対して歯の大きさが大きすぎるがために、
1.生えるスペースがなくて顎の骨の中に埋まったままになったり
2.横を向いたままできちんとはえてこなかったり
3.生えてくる時に痛みがあったり
と、親知らずはちょっと厄介な歯でもあります。








左の写真の歯ですが、実はレントゲンを撮ってみると右のように前の歯(第2大臼歯)に大きな虫歯が出来ています。

真っ直ぐにはえていて、上下でしっかり噛めるのなら抜かなくても良い場合もあります。
しかし以下のような場合は抜くことが勧められます。

・親知らずが原因で周りの歯肉が腫れる
・親知らずもしくは隣の歯が虫歯になっている
・親知らずがはえてくる力で、歯並びが乱れてくる

 昔は親が亡くなってから生えてくるため、親知らずと呼ばれるようになりました。また、別名智歯と呼ばれますが、これは英語の「wisdom teeth」の日本語訳です。智恵がついたころに生えることが由来です。
生える前の親知らずを使った再生治療が話題になっていますが、実用はまだまだ先です。親知らずに

問題ある場合など、お口のトラブルは早めに来院して治療されることをお勧めします。

当院では毎週金曜日の午後を外科外来として時間を設け、口腔外科医による抜歯などの外科手術を行っております。大学病院との連携もしておりますので、安心して治療が受けられます。

また抜歯後の腫れや痛みなどの炎症諸症状を軽減するために、レーザー治療や副腎皮質ホルモンの注射

なども準備しております。

ひとりで心配せずに、まずは歯科医院に来院し相談してみてください。

お待ちしております

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